留置所に勾留された家族に衣類や本などの差し入れを持って行ったのにNGで受け入れてもらえなかったなんてことがあります。事前に注意して戻されることがないようにしておくとスムースです。拘置所や刑務所だと基準が違うので気をつけましょう。
目次
衣類の差し入れレギュレーション
どんなものが差し入れ不可なのかとその理由を理解すると差し入れしやすくなります。
衣類のひも系は総じてダメ
紐がダメです、衣類であれば抜いておきましょう。逃走の際のロープがわりになったり、自殺を図る道具になるからです。同じ理由でゴムもダメです。タオル系も同じく留置所内には持ち込めませんが、洗面の際には使えるのでフェイスタオルはOKです。お風呂もありますが適当に拭くのでわざわざバスタオルは要らないです。
チャック、フードNG
チャック付きの衣類はNGです。留置所では自傷につながったり、部屋に穴を空ける道具になりうる金属やプラスチックが持ち込めないためです。衣類のチャックは基本取り外せないので差し入れは諦めましょう。フードもダメです、タオルのように使えてしまうからだと思います。
伸縮性、ほつれNG、ヒートテックもNG
伸縮性の強い衣類は総じてNGです、紐と同等の効果があったりトランポリン的な使い方で天井に穴をあけたりできるからです。ちなみに伸縮性を理由としてユニクロのヒートテックは留置所に持ち込めません。フリースはOKなので寒さ対策には起毛の大きめのフリースが理想です。
ほつれてたり破れたりしてるものはNGです。これもほつれや破れから糸にして紐を生成出来るから?ってことらしいです。そんなこと言ったら全ての衣は引き裂いて紐にできるんですが細かいことは気にしない精神が大事です。ゴネたところで差し入れられませんので。
書籍の差し入れレギュレーション
留置所内の暇つぶしに最適な書籍にもレギュレーションがあります。
本のジャンルや大きさは問われません
書籍のジャンルや本の大きさは自由です、マンガでも成人雑誌でも官能小説でも写真集でも差し入れ可能です。そのような事例に出会ったことはありませんが、あまりにも反社会的な本はダメかもしれません。
書籍は紐、ホチキス、書き込み、汚れなどがNG
書籍で受け入れてもらえない規定としては、本のカバーが付いている、栞として紐が付いている、書き込みがある、汚れや破損が酷い、ホチキスの針を使って製本している、というものがあります。
差し入れる側としてできることは、パラパラと確認して印刷されている文字以外の書き込みや汚れがないかを確認。新品なら問題ないですが古本だと書き込まれてたりされてますので事前にチェックしましょう。そのあとブックカバーを外し栞の紐は切っておけばOKです。
雑誌などですとホチキスの針で製本されていることが多いですね。これはホチキスの針を抜いて、針の代わりに紐を通す事で留置所内に入れることができます。
ただこれを差し入れ側がやると、紐ありということでNGになってしまいます。どうしても差し入れたい時はその方法を留置所の担当者と相談してください。