留置所に入ったものの持病を持っていたり、日常的に服用している薬がある場合、または勾留中に病気にならないかはとても心配な要素です。
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日常で服用している薬は処方してもらえる
普段から薬を飲んでる人は、処方されている薬、通院している病院、かかりつけの医師を警察に伝えます。そして自分が警察に勾留されている旨を病院や医師に教えても良いことも伝えます。
留置担当官から病院に連絡し、申告した通りの薬が処方されてると確認できるとその薬を手配してくれます。留置所内での薬は無料です。どれだけ薬を処方されても費用は支払う必要ありません。保険証も要らないので何も気にせず普段から飲んでいる薬を要求しましょう。
留置所内での急病や歯痛が発生した場合
医師にかかる必要があるほど体調が悪くなったり、虫歯での歯痛など医師にかからないと治る見込みない症状が勾留中に出た場合は、診察を受ける事ができます。
警察内に医師が待機しているのではなく、外部の病院に護送付きで診察を受けに行く、ということになります。そのためすぐに診察が手配できるわけではないですが1週間以内くらいには医師に診てもらうことができます。これも無料で保険証も必要ありません。体調が悪ければどんどん申し出ましょう。
定期検診で薬がもらえる
留置所内では定期検診が行われます。2週間に1度程度、外部の医師がやってきて検診してくれます。この時、体の症状を訴えれば薬を処方してもらうことが可能です。定期検診は問診程度の検査ですので、薬は言ったもん勝ち、出してもらったもん勝ち。要らなきゃ飲まなければよいという雰囲気があります。
例えば生活環境が変わって留置所内で寝づらいという場合は、睡眠導入剤や睡眠薬を貰えます。
違法薬物代わりに処方してもらう人もいる
覚醒剤、大麻などのクスリ関係で勾留されている人に人気なのは精神安定剤です。頭が落ち着きボーッとするという点で違法薬物に似ているため処方してもらってる人が多くいました。もちろん違法薬物と近い状態にするために使用すると言うのではなく、「日中のイライラが止まらない」等の症状を訴えて処方してもらってるようでした。
その他、鼻炎剤や痛み止め、咳止めなどなど簡易な症状であれば薬は貰っておきましょう。
留置所で処方された薬は拘置所などに引き継げる
留置所で処方された薬は拘置所や刑務所に移送になった際も処方してもらうことが可能です。一方で拘置所や刑務所は新規の薬の処方に厳しい所が多いので、できるだけ留置所で出してもらっておいて、拘置所や刑務所でも継続するのが賢いやり方です。
平凡な市販薬は置いてあります
ドラックストアで売られているような一般的な薬であれば留置所内に置いてあります。具体的には風邪薬、痛み止め、整腸剤、絆創膏やガーゼなどですね。これらは申し出れば貰えます。軽い風邪程度であれば留置所内の常備薬で事足ります。留置所では日中昼寝し放題なので寝てれば治ります。
重病人は専用留置施設へ
寝たきり、食事介護必須、認知症や人工透析者など通常の警察留置所では対応の難しい被疑者は医療施設付きの勾留場があるのでそこに送致されます。