家族、知人が勾留されたらまず差し入れるべきもの

家族や知人が留置所に勾留されたらまず差し入れすべきものについて書いていきます。ほとんどの人が初めての体験であり、何を持って行っていいか分からないと思います。しかも持って行ったのに、コレはダメなどと言われ持ち帰ることもかなりありますので事前に整理して行った方がいいでしょう。

とりあえずで留置所に差し入れたいもの

お金(現金)

現金があれば留置所で定期的に物が買えます。最悪遠方や多忙で差し入れが難しくても、お金さえ渡しておけば必要最低限のものは勾留者自身で買えるので、もっとも有用なのはお金です。20日の勾留を想定した場合2万円あれば、とりあえずは十分です。

謝罪のための便箋と封筒

多くの被疑者にとって、留置所に入ってからまずやるべきことは被害者への謝罪と示談の申し入れです。これは早ければ早いほどよいのですが便箋や封筒は留置所内で貸してもらえないため自分で用意する必要があります。

自弁で買うこともできますが、買えるタイミングが週2回程度しかないこと、購入申込みから届くまで数日かかるため迅速とは言えません。謝罪文を書いたあとも、弁護士に渡して、弁護士が被害者宛に送って、と工数がかかります。初動が遅れると、被害者から誠意が薄いと捉えられてしまうこともあります。

被害者が被害届を取り下げるタイミングが早いほど不起訴にも繋がるので、そのためのツールである紙と封筒はすぐ差し入れしましょう。ペンは貸してもらえます、切手は警察内に備蓄されていることがほとんどで、お金さえあればすぐ買えるので差し入れは必須ではないです。

下着と肌着

下着、特にパンツは3着ほど差入れると良いです。着替えは留置所に官品と言われる貸し出しが置いてありますが、下着は自分のものの方がいいと思います。上着等は急ぐ必要ありませんし、紐やチャック、フードがあると差入れできないので留置所に持ってきても無駄になることが多いです。

冬場は厚手のフリース

留置所は暖房が効いていますが、コートやダウンは着れないため、冬は肌寒いことが多いです。1枚、分厚めのフリースでチャックや紐、フードがついてないものがあると体温管理が楽になります。厚手のトレーナーでも良いかと思います。

差し入れを急ぐ必要のないもの

本などの娯楽品は後でも良いでしょう。また差入れは郵送でもできるので、早々に警察署に来れない場合は郵送するのが賢い選択です。

また差入れはできるタイミングが平日の日中だけのことが多いですが郵送はいつでも受け取ってもらえます。現地での差し入れはその数や量に制限を課している警察が多いですが、郵送は無制限で受け取ってもらえたりします。わざわざ返送するよりも、受け入れたほうが楽、とのことです。

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